猫が羨ましくなった瞬間

ストーリー

映画の途中の猫

主人公の横で日向ぼっこをしてる猫

暖かい場所を見つけては移動して背中を地面に擦り付ける

背中が痒いけど手足が届かないのか?

ワシ
ワシ

呑気なもんだなぁお前

本物の猫はおもちゃとか人形みたいに柔らかくて気持ちいい

でも甘噛みでも歯は鋭いし爪も鋭い

痛い

可愛いと思って顔を近づけて擦り付けてみる

口は魚くさい

うん

可愛いけどやっぱり臭い

字を書くこともないし計画を立てて行動することもない

朝昼晩の観点なんかあるのか?

いつでも眠れるじゃん

っていうか人間は(私も)睡眠時間は見習わないとじゃない?

文字なんか書けなくても

食べて

寝て

じゃれて

生きていく

そしてどこからともなく知らない猫同士で仲良くなって子供ができて

身内同士でも子孫繁栄できる世界

それ以上は進化はないのか

いつかは人間が動物に支配されることってあるのかなぁ

いや映画の見過ぎで人間の方が考えすぎてる

遺産相続?

ふと思った

今の私は一人

結構いい場所で一軒家も土地も持ってる

死んだら知らない誰かに渡るの?

そんなの死んだら関係ない

死んだら生ゴミ

いや可燃物の日に処理するのはやめてほしい

気になったからネットで調べてみる

世の中の遺産相続ではっきりしてないのは2割もあるそう

2024年の4月には相続の登記が義務づけされるって

最悪は10万円以下の過料があるって

ついつい考えることが多すぎる毎日

疲れてるのか?

考えることもやることも多い毎日

それはとても『ありがたいこと』

でもたまには脳を休ませてあげたほうがいい

体も脳もお酒も

猫を羨むってやっぱりそうだ

お店の休憩中

家の2階では自由登校になった娘の友達が何をしているのか騒いでる

とても上品とは言えない笑い方

男女が合同になって会う時とは別人

家の女子は実際こんなもんなんよ

そういえば家の中から出てきたら真っ先にきらわれる『G』

もうまともな名前で呼ばれなくなってきて久しいね

そんな奴らも同じ生き物

見た目と動きと身体中のバイ菌が特徴

しかも分かりにくくさせているのか真っ黒いし

ふと思ふ

今度夢に出てきた嫌なやつにこう言ってやろう

「久しぶり」

じゃなくて

「ゴキブリ」

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